よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

今日、職場に退職を願い出ました。その時上司はどう答えたか?

 

職場を辞めたこと、ありますか?

僕はありません。

 

大学新卒で今の職場に入り、10年超なのですが、割と安定した会社ということもあり、退職といえば、定年退職か、寿・出産退社くらい。

 

その他の事情で中途退職する人は、まわりにもいませんでした。

 

そんな中、僕は今日、職場に退職を申し出ました。

 

はっきりと退職の意思を示したのは今回が初めてですが、実は過去にも、「退職を検討している」として上司に相談することはありました。

 

さきほど書いたように、中途退職が一般的な職場ではないので、当時の上司も対応に困ったと思います。

 

1回目は4年前くらいだったでしょうか。

 

他にやりたいことがあったわけではなかったのですが、実家の事情で、地元に戻る必要が出てきたので、上司に退職を検討していると相談した時です。

 

その時の上司の返答は、

 

「年収が300万円になるぞ。」

 

今思えば、どう考えても根拠のない言葉です。

 

でも当時はその言葉を信じ、恐れをなしました。

その言葉の後、上司からは今の職場での今後の可能性などを理由に説得され、今までの実績や人柄などを褒められたりして、遺留されました。

 

その後、弟が転職して地元に帰ることになり、当面の問題はなくなりましたので、退職ということは考えなくなりました。

 

2回目は、昨年の今頃です。

今度は、ライターの仕事をしたいと考えていたのですが、まだまだ不安が大きく、自分としても煮え切らない状態でした。

 

ですから、今の仕事をしながら、ライターの仕事をする道がないか、ということを考え上司に相談をしました。

 

しかし、副業・兼業の制限があることから、僕の希望はかないませんでした。

もし他の仕事をするとなると、今の仕事は辞めなければなりません。

 

その相談をしていた時の上司からの質問がこちら。

 

「お子さんが、私立の学校に行きたいと言い出したら、どうする。」

 

これまたシビアな言葉で、なかなかに深く心に刺さりました。

教育費、住宅ローン、税金、社会保険料。考え出すと、不安は大きくなる一方です。

新しいことを始めようとするワクワク感が、いっぺんに吹き飛びました。

 

そんな過去を思い出しつつ、今日。

いよいよ、退職の意思は固まっています。

年収が減ることも、教育費の高騰も不安でしたが、少しずつ解消していきました。

 

「食べていけるか?」ではなく、「食べていくんだ!」と今は思っています。

 

そんなわけで、今日。

たまたま、上司との個別面談があったのですが、今後の希望部署の聴取などもあったので、このタイミングしかない、と思いました。

 

ただ、以前の上司の反応を思い出し、「今回はどんなこと言われるんだろ?」という緊張がかなりありました。

 

退職って、はっきり言えば、色々な関係者の期待を裏切ることですからね。

僕はどちらかと言えば、人の期待に応えたいと思っているので、モヤモヤした気持ちは消えません。

 

でも、誰かの期待を裏切ってでも、動かなければいけない時はあるんです。

 

ということで、言いました。

 

上司からの異動部署がどこかという質問に対して、 

「実は、他にやりたい仕事があり、今の仕事を辞めようと考えています。」と。

 

上司は驚いていました。

「退職して何をするのか?」と聞かれたので、

 

ライターの仕事をしていきたいということ、

その仕事をするためには今の仕事を辞めなければいけないこと、

それでもやりたいこと、を上司に伝えました。

 

その後の上司からの返答は意外なものでした。

 

「ワシ(上司の一人称)にも、あなたみたいな文才があったらのう…」

 

仕事でここしばらく、会議の資料などをこの上司と二人で作っていたのですが、僕がほとんどの資料の文章を作成しながら、上司のたまに作る文章を手直ししたりしていたからでしょうか。とつぜん褒められました。

 

さらに、会話は続きます。

 

「あなた、何歳じゃったっけ?」

「35歳です。」

「ほうか。まだまだこれからじゃのう!ワシは57歳じゃけ、もうここから新しいことを始めるのはしんどいのう。」

「えっと…どうでしょうかね。ちょっと、分かりませんが。」

「いやー、もう無理じゃ。いっぱいいっぱいじゃ。」

 

ここで、なぜか話が僕の退職ではなく、上司の話になりそうになったので、軌道修正する必要がありましたが、最終的に、僕の退職の意志はきちんと受け入れてもらいました。

 

最後に

「退職の予定までまだ日があるから、新しい仕事のことよく調べてみて、こりゃ条件が悪すぎる!ってなったら、また考え直したらええ。」

と言っていただきました。

 

ありがたいことです。

 

僕は、退職を告げる相手が、今の上司でよかったと思いました。

 

さーて、いよいよ人生が動いてきた感じがします!

やるぞー。

 

ちなみに、上司からはライター業について色々と聞かれたのですが、とりわけブックライター(書籍のライター)について興味を持たれたので、上阪徹さんの「職業、ブックライター」を渡そうと思っています。 

 

僕が退職する、一番大きなきっかけになった本です。

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

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