よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

ライターに必要不可欠な「スピード」を手に入れるためのリアルな方法論

こんにちは、よしこばです。
あっという間に8月も終わりとなりました。
そろそろ、これまでのライターの仕事ぶりを振り返ろうと思います。

7月11日の開業から約50日間。
この間に仕上げたライティングのお仕事をまとめてみると、以下のとおりでした。
・WEBメディア記事(4,000字程度)7本
・WEBメディア記事(8,000字程度)5本
・雑誌記事(600字程度)15本

計27本。
他にも構成案を作ったり、テープ起こしをしたりと、中途の仕事はいくつかあるのですが、納品まで至った(収入を確定させた)仕事はこの27件となります。

もっと早く書けるようになりたい(ならないとマズイ)

僕は、「締め切りを守る」ことを自分に課しているのですが、
そうすると、受注する件数に慎重にならざるをえません。
自分の能力以上の仕事を受けるわけにはいかないですから。

ただ、現状の仕事量から得る収入では、家族の生活を守るには正直厳しい…。
貯金が残っているうちになんとかせねばと思っています。

ライターが収入を増やす方法はシンプルです。
単価を上げるか、件数を増やすか。
そして、この2つの要素を伸ばすために必要不可欠なものがスピードだと考えています。

ただ、スピードを上げると言っても、考えられる方法は様々。
集中力を上げればいいのか?
時間管理をしっかりすればいいのか?
キータイプのスピードを上げればいいのか?
いずれも正解でしょう。このように考えられる要素がいくつもあるため、スピードを上げるための全体感がいまいち掴めないでいました。

そこで手にしたのがこの本です。
上阪徹「超スピード文章術」

10倍速く書ける 超スピード文章術

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上阪氏のおそるべき仕事量が、本書の冒頭、「はじめに」の中で紹介されています。

単純計算で月間5万字。本と合計すると、ひと月15万字を書いていることになります。 ちなみに、3000字の記事は、1時間ほどで書き上げます

目の前の本に向かって「Pardon?」と言いたくなりました(笑)
現状、3000字の記事に1日程度かけている僕からすると異次元のレベルです。

「はじめに」を読み、衝撃の冷めやらぬなか、
やや姿勢を正し、本書を読み進めていくことに。
結局、一度も止まらずに最後まで読んでしまいました。

何事も手順をおろそかにしてはいけない

本書では、上阪氏のライティングの手法が具体的に紹介されています。

僕が感じたのは、プロセスごとに明確な役割があり、プロセスを進める順番にも大きな意味があるということでした。

たとえば、このような記述があります。

読み手を設定しない段階で絶対に文章を書き始めてはいけない

文章の目的と読者が確認できた直後から、書くことが決まった瞬間から素材探しをスタートさせましょう。そして時間をかけて、たくさん素材を集めておく

面倒臭がって素材を書き出す手間を省くと、「素材が足りなくなって、あとから素材を拾い集めに戻る」という手間が生まれます。 それが、書き上げるまでのスピードを決定的に落とすことになります

このように、ABCという段階を踏んでいくべきところを、気分でBから手をつけてしまうところに、僕の問題点がありそうです。

文章を書くためのプロセスには、たとえば以下のようなものがあります。

  • 読者像を設定する
  • 構成を考える
  • 素材を集める(取材など)
  • 記事を書く
  • 量を整える
  • 誤字脱字のチェック

僕の場合、無意識にこれらの作業をいっぺんにやっていました。
とりわけ、「記事を書く」というプロセスはライティングの醍醐味というか、もっとも”分かりやすい”プロセスなので、ついつい手をつけがちです。「締め切りを守らなければ」という焦りから、いきなり書き始めるということもありました。

記事を書き始めながら情報が足りないところは調べ、また執筆に戻る。
誤字に気がつけば直す。文末が単調だと思えば調整する。
分量を調整する段階になって、「読者層からすると、このトピックはいらない」と削る…。
こんな風に、行きつ戻りつ繰り返していたんです。
「そりゃあ、遅くなるよな」と反省しきりでした。

上阪氏のやり方を僕なりの解釈すると、
「ペンキ塗り」です。
まず読者を頭に置き、完成形をしっかりと見据える。
必要な色(素材)をパレットに並べ、
赤を塗るべき場所には赤色のペンキを塗り、
黄色を塗るべき場所には黄色のペンキを塗る。
当然、最後には思い描いたものが、無駄なく出来上がっている。
そんな綺麗に整った仕事ぶりが見て取れます。

一方で僕のこれまでの仕事は、いわば「漆塗」。
何度も同じところを塗り重ねているような感覚です。
書きながら整える作業を何度も何度も繰り返し、ようやく完成形となる。

僕のやり方をペンキ塗りに当てはめると、
赤を塗ろうとして、筆に赤をつけ、
「あ、そういえばあそこは黄色がいいな」と思って絵筆に黄色をつけて、塗ってみたら茶色になっていたみたいな…。スピードだけでなく、品質の上でも問題です。

ということで、まずこの本から学んだことを、
ひとつひとつ実践していこうと思っています。
まずはプロセスを意識するだけでも、成果は目に見えて変わってくるでしょう。

ここからの50日間の仕事の成果が楽しみです。
スピードを上げて自信がつけば、面白いを躊躇なく受けていきたいな。

10倍速く書ける 超スピード文章術

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