よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

家族経営のフリーランスに朗報。配偶者控除の103万円の壁がなくなります。

こんにちは、よしこばです。
今日は税金のお話です。

平成30年分から大きく変わる配偶者(特別)控除

フリーランスにとって毎年、悩ましいのが所得税ですよね。
僕も今年の7月からフリーランスになったので、来年の申告がちょっと怖いです。

ただ、嬉しいニュースもありました。
税制改正によって、配偶者控除の仕組みが、来年(平成30年分)の所得税から大きく変わることになったんですよね。
今回はその改正のお話をします。

配偶者控除にはいくつか条件がありますが、特に注意が必要な要件が、合計所得金額です。
一般に、「103万円の壁」と呼ばれるのはこの要件を指します。
給与が103万円を超えた場合には控除の対象から外れてしまうので、それ以上の給料を発生させると、結局税金の支払いが増えてしまう、ということになってしまうんです。

うちの場合、妻に仕事を手伝ってもらっているので、配偶者控除の範囲内でお給料を払っていて、経費処理しているんですが、月に85,000円に抑えています。

これが、2017年までの状況です。

平成30年からどう変わる?

配偶者控除の仕組みが、平成30年分の所得税から変わります。

まずは納税者本人の所得も、影響することになりました。
これまでは、納税者本人の収入がどれだけ大きくとも、配偶者の所得が一定以下であれば、配偶者控除を受けることができました。
ところが、平成30年分以降は、納税者本人の合計所得金額が900万円(給与収入に換算すると1,120万円)を超えると徐々に配偶者控除が減額され、1,000万円(給与収入に換算すると1,220万円)を超えると、控除額はゼロとなってしまうのです。


<国税庁ホームページより抜粋>

改正後の表を一見すると、控除額が下がって増税となったように見えますよね。
ところがメリットもあるんです。配偶者控除のほかに、配偶者特別控除という仕組みがあるんですが、まずはこの表をみてください。


<国税庁ホームページより抜粋>

このように、配偶者の合計所得額が38万円超85万円未満(給与収入に換算すると103万円超150万円未満)の場合、配偶者控除と同様に38万円の所得控除を受けることができます。

つまり、配偶者の年収が150万円未満であれば、控除額38万円が適用されるんですね!
私の場合、配偶者控除を確保しながら、妻の給料を増やす(経費が増える)ということが可能になりました。

ただし、あくまでも妻に支払うのは「給料として」なので、それに見合った仕事が必要です。
もし私のように、配偶者に給与を払っている個人事業主の方は、給料アップを検討すると良いでしょう。

なお、サラリーマンの方にも、配偶者控除のメリットはありますが、配偶者の収入を増やすことで、健康保険での扶養から外れてしまう可能性もあるので、要注意です。