よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

大きな力で、空に浮かべたら、長文


御所桜の線香を焚きながら。
眠れない夜にパソコンに向かう。
好きなんだよね、どうもいかん。本気みたいでな。
今日会って、あっという間に時間は過ぎて、今に至るのだけれど。
もう会いたかったりする。
何の話か。
想い人Iについて。

六本木一丁目駅アークヒルズ、桜坂、青空、昼間のビール、
空色のコート、京都屋、ゴーグルをかけた猫、
春野菜のパスタ、レストラン・・その全てを書くのはやめておく。
けれどそのいくつかを、冗長だと知りつつ書く。

こんなに美しい日は、もうないのかもしれないというほどに、
美しい日であった。
御所桜の香とともに、死ぬまで忘れないでいたい。
なにがあったかといわれると、具体的な動きは特になかった。
ただ、幸せだった。涙が出そうになった。
人を好きになったのだ。
愛しい人の存在そのものが救いたりえることを、久しぶりに思い出した。
流れをざっと書くと
六本木一丁目駅に2時に集合。(初アークヒルズ
入ったこともないお洒落なレストランで食事をし、(しかしランチ1050円)
桜坂を2週して、(花見客も少なく、宴会や景観を崩すものがまったくなかった)
下ったところのカフェのテラスでビールを飲みながら話して(初の昼ビール)
京都屋という和雑貨屋でIの祖母の誕生日プレゼントを選び(僕は御所桜の線香を買った)
そして別れた。(6時30分からの祖母の誕生日パーティーにむけて)
実はそのあとこっちは合コンだったのだが、割愛。

好きだと意識したのはどのタイミングであったか、分からない。
けれど気が付けば、ひどく楽しかった。時間が過ぎるのがとてもつらかった。
たくさんのことを話した。
家族のこと、仕事のこと、Iが米国公認会計士を目指しているということ、
共通の友人のこと、恋愛のこと。大まかに言えば過去、そして未来の話。

恋愛については、聞くのが怖かった。(誰の話でも平等に聞けると思ってたんだけどね。)
好きな人というのは元彼だということ。(俺の恋愛には必ず付きまとう言葉・元彼)
冷たいといっていた。連絡取れないし、会ってくれないと。(・・・・)
何で好きなのかよく分からないと。(この言葉が大好きを意味しているんだって、思う)

「何で好きか分からない」なんて言葉を、
言わないでください。
そしてこれからさき、当たり前のように、
「あなたのことは好きだよ」なんて言葉を、
昔の思い人たちのように投げかけないでください。

気もそぞろの合コンを終えて、
帰り着いた駅を降りたところに、
桜が咲いていて、根元にあるベンチに座って一人缶コーヒー、午後11時。
イヤホンから流れるスピッツ「大宮サンセット」
そして「ロビンソン」
何だかどうにも胸が苦しくって、
会いたいけど、声聞きたいけど、さっきお休みってメールしたし、
なんて考えて、矢も盾も堪らず自転車で、
無茶苦茶に走った。
知らない道を、公園を、
会いたいと願いながら。
愛されたいと願いながら。
涙が、出そう、じゃなく出た。

会いたい。御所桜の線香は燃え尽きた。
もうすぐ、Iの27歳の誕生日だ。
(と書いて改めて驚く。Iは、どう見たって話したって年下なのだ)


友人Hから心が砕けそうだというメールが来た。
同じような思いをしている男が一人。
明日飲む。
お互いに一番会いたい人は別にいるのにね。

ここまで書き終えて投稿したのだが、寝ようとしたら
隣人が訪ねてきた。
「何か進展あった?」
と、開口一番。
昨夜、寮の友人二人とたまたま廊下で会い、
おのおの土曜日は想い人と過ごすということで、
頑張ろうって話していたのだ。
隣人は彼氏もちの女を好きになったものの、
突然土曜日に部屋に誘われたということで、
進展がありそうという意味では3人の中でダントツであった。
・・が、何もなかったと言う。
部屋でビデオ見て終えたと。(なぜか千と千尋
なんとなくの慰めあい。
3時を過ぎ、さすがに眠いので、帰っていただき寝た。