よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

元気になったら返事をください。

今日は、一人の人生を垣間見た日だった。
会社の客人として現れたその人は、
涙ながらにとくとくと人生を、語った。

「でも、いいときもありましたもの」

その女性は、
学生運動をし、国のことを、平和を、考え、戦い、挫折し。
絵描きになるつもりでフランスで暮らし、
日本のために何ができるかを考え、
そして喫茶店を開いた。
結婚をした。

「結婚なんて、しないほうが良かった」
「でも、愛していたから」

彼女は、夫のおかげで借金をし、病気をした。
夫の浮気と、無理解と。

「男の人が浮気をするのは、仕方ないと思うの」
「でも、心は他を向いていても、
 うん、そうだねって話を聞いてくれるだけでよかったの」

彼女は、おそらく若いときにはかなりの美人だったんだと思う。
そして、何か人をひきつける雰囲気があった。
それは、不幸を跳ね返すものだ。

もう、彼女が経済的に成功することも、
新たな恋をすることも、ないのかもしれない。
なにより、その病気は、死因になりうるものだ。

だけど、

「でも、いいときもありましたもの」

その言葉で、僕は救いのようなものを感じた。

生きていれば、あるんだ。いいときが。

だから、頼むから生きていて欲しい。
代わりに僕は僕を人質に取った。

君が死んだら、僕も死ぬよ?to世界。

今、心配な人が一人いる。
不穏な言葉を残したまま連絡がなくなった。
メールは4回したのだが。

「取り越し苦労だよー(笑)」
と言ってくれ。

人のつながりが、最後の最後で無力なのがなんともやるせない。
いなくなろうと思えばいなくなれるのがこわい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、ここまで書いてメールが返ってきました。
無事でよかった。うん。

僕は、基本的に何にも執着しないのだが、
友達にも平気で1年連絡しなかったりするが、
それは、元気だろうなという場合に限る。

少しでも不安定な状態で連絡取れなくなると、心配になる。
実際は、世の中そんなに悪いことは起きない。
でも、先日同期が自殺したこともあり、
色々考えてしまうのだ。
何か、できたんじゃないかとか、ね。