よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

ショパン「ノクターン第2番」


今日は雨だ。僕にとっての雨のイメージはショパン
美しく、暗く、静か。
雨の日は、空気中の水分を媒介として、自分が世界と混濁し、
境界があいまいになる。・・気分になる。
だから、満員電車などは、人の体臭なんかが強く感じられて辛い。
雨の日は、できるだけ静かな場所にいたい。
自分ひとりで感じる雨は、素敵なものだ。

で、帰りがけに折りたたみの傘が壊れた。
もともと使い古してぼろぼろで気に入ってなかったから、
いい買い替えの機会だ。
実は欲しい傘がある。

MoMA Online Store Japanの傘である。
裏地が空模様のその傘は、とても幸せにしてくれるんではなかろうか。
表地は地味なので、まさに自分だけのためだけに用意された青空。
値段は7,000円くらい。これを高いと思うか安いと思うか。

雨とともに、剥がれ落ちたものがある。
それは、Iへの気持ちだ。
あ、やばい・・と思っている間に、急速に冷めていったこの気持ち。
会いたいとか、悲しいとか、気付いたら消えていた。

そう、僕は「Iを好きだ」という言葉だけおぼえていて、
Iそのものを、彼女に対する気持ちを忘れてしまったのだ。

週末のデートを楽しみにしている間に辛い気持ちを忘れてしまっていた。
そして、週末に会うのはIではない。