よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

メシどこかたのむ

「何故手を出す!!」
~映画「ハイフィデリティ」より~

今週は、ハッピーマンデーのおかげで早かった。
新たな人事にもだいぶ慣れ、
少しずつ日常化されていく日々に少しだけ切なさも感じていた。

で、アヤさんとも少しずつ打ち解け始め、
打ち解けるごとに
「面白いリアクションすんなあ」と感心しつつ
仕事終わりの時間を迎えた。

部門の人たちが書類なんかの片づけを始めて、
ふと、気が付けば二人になっていた。
そこで、
本当に無意識だったのだが、
誘った、デートに。
言ってしまった後、
頭半分後悔しながら、半分で話を繋いでいった。

何故後悔しかけたかというと、
転勤のペースから行っても、あと2年はアヤさんと同じ部門だ。
10人ほどの部門で、一人でも気まずくなってしまうことのリスク。
そして、親父が同じ会社の偉いさんであること。
覚えているだろうか、僕は会社の人間に手を出さないという誓いを、
それなりに守ってきたのだ。
可愛くったって絶対にプライベートと職場は分けるつもりだった。

だが、今回は、びっくりするくらいに無意識に言葉が出た。
澄み渡る意識と静寂の中、

「えー、アヤさんは土日何してるんですか?」と。
「えー、私は撮りためたビデオ見るくらいですよ・・」
「えー、じゃあ御飯食べ行きません?明日とか。」

途端に、アヤさんの顔は心配するくらい真っ赤になった。
「まずい・・」と思った。
怒られる・・さすがに5期上の先輩に対して軽率だったか・・
と思った瞬間に僕の思考は
ストンストンという妙な頭の中の音と共に、
どうこの流れを穏便に持っていこうかと考えていた。
が、
それも、無用な心配だった。
OKだったのだ。

アヤさんは、取り乱していたが。
「うん、御飯?いいよー・・」
「でも、親が厳しくてあまり外に出られないの」
「天気が悪かったらいけないかも」
「うん、でも行こうかな・・」
「保留でいいかな?」

何も押しも引きもしないのにクルクル悩んで
中途半端なOKをもらった。

きっと今頃、断る理由とか、僕でダメな理由とか探してるんだろう。
まあ、急だったし断られても仕方ない。
携帯は聞けたし、また機会はあろう。

と、ここまで書いてなんか俺すげー冷たいよなって思って、
本気で涙が出そうになった。
同じようなことを繰り返して繰り返して、
最終的には一人になることが怖くて、
出会いを重ねている。
今は、きっと誰とでも出会える気がする。
でも、「いつか」は来るんだ。
誰とも出会えない「いつか」

今、明日の最終的なOKメールをもらった。
明日、どこ行こうかな。
メシどこかたのむ。
それだけで、大丈夫。