よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

チェーリオ、僕はきっと戻ってくるよ。

ムーミン谷の仲間たち

講談社

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今日もとても暑かったね。
外での仕事だったのでかなり水分が不足していたのだろう。
昨晩から水出しで作っていたレモンピール入りアイス緑茶を、
ほぼ一気に1ℓ飲み干した。

今日は都内の国立大学での仕事で、久々の大学のキャンパスを見て
なんだかとてもうらやましくなった。
年齢を重ねている人間と若い人間のよさを比べることは難しいが、
もう若くはなれないという意味では、貴重なのだ。
あのころ、出会いがないといって、バイトに女の人が来るのを待っていた日々。
もったいなかったな。
今の僕ならば、きっと毎日誰かしらと出会えていただろう。
だって女の子ばっかだったんだから、うちの大学。
そしてそれは僕をより高みへと上らせてくれていたろう。

いや、まだこれから。
もう後悔しないように生きよう。

8月。僕は8月を楽しみにしていた。
それは単純に僕が8月生まれだからというわけではない。

一つ目は、昨年Mからしばらく会えないといわれていた頃。
あの頃は、ひたすら8月から再び始まる研修が楽しみだった。
8月になれば、いやでも毎日会えるからだ。

二つ目は、Iから8月にある試験勉強で忙しいと言う理由で、
デートを先延ばしにされていたころ。
試験が終わればディズニーに行こうとか言っていた。

もう、それらの楽しみは、僕の忍耐の足りなさと、
彼女たちの気まぐれとで、うやむやになってしまったけれど。

そして今僕は別の人と会える日を楽しみにしている。

ところで話は変わるが、昨日買ったムーミンの本なんだけれど・・
すごい。びっくりした。これは子供では分からない。
僕はまだ序章しか読んでいないけれど。

スナフキンの帰還から物語は始まる。
まずスナフキンムーミンとの別れを思い出した。

~「もちろんきみは、自由でなくちゃね。
  きみがここをでていくのはとうぜんですよ。
  きみがときどきただひとりになりたいという気持ちは、
  ぼく、よくわかるんだ。」って。
 そのくせ、そういいながらもムーミントロールの目は、
 かなしみでまっくらになり、だれがどうなぐさめてもだめなんです。
 「ああ、あいつはいいやつだなあ、あいつは!」
 スナフキンはそうつぶやいてまた道を続けました。~

というところの彼等の友情に僕はとても心穏やかになった。
そしてメロディを考えながら旅行く中で、小さな動物に出会う。
彼は名前を持たない動物で、スナフキンの旅の話を聞きたがる。
そこでスナフキンははらをたてた。

~なぜみんなは、僕を一人でぶらつかせといてくれないんだ。
 もし僕が、そんな旅のことを人に話したら、ぼくはきれぎれにそれらを
 はきだしてしまって、みんなどこかへいってしまう。
 そして、いよいよ旅が本当にどうだったか思い出す頃には、
 ただ自分のした話のことを思い出すだけじゃないか。~

同じような台詞を以前Mは言っていた。
「私は日記をつけないの。だって、
 書いていることしか思い出せなくなるもの」

そしてスナフキンはその小動物に名前をつけた。
ティーティ=ウーと。ティーティは感激して言う。
「ところが今は、僕、一個の人格なんです。
 だから、出来事は全て、何かの意味を持つんです。
 だってそれはただ起きるんじゃなくて、
 僕、ティーティ=ウーにおこるんですからね。
 そして、ティーティ=ウーである僕が
 それについてあれこれ考えるわけですからね-。」

かくしてスナフキンはメロディを完成させた。
―第一部はあこがれ、第二部と第三部は春のかなしみ、
 それから、そうです、たったひとりでいることの
 大きな大きなよろこびでした。―

な。なんだかスピリチュアルじゃないかい?
これだけのことがたかが23ページの中に。
もっと先を読みたい。

2話目のさわりだけ紹介。
ホムサという生き物が弟に言う台詞。
「その調子で行くと、おまえはたちまち、大人になるな。
 パパやママみたいになって、さぞ世間の役に立つことだろう。
 そうなったら、お前はただありきたりのことしか、
 見たり聞いたりしないんだ。 
 いっとくけど、そりゃ何にも見もせず、聞きもしないってことだぞ。
 そうなったら、もうおしまいだな。

すげーな、児童文学。