よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

帰省


彼女なしでどう生きてきたのか忘れた
幸せにできるもできないもしたいもしたくないも
関係ないのだ、僕はここにいる

彼女の笑顔が大好きだ
そんなありきたりな言葉をも完全には信じられていないと思うのは
どうだろう

久しぶりに一人になってしまったこの部屋で僕は
台所だとか書斎だとかドレッサーだとか
その他あらゆる物体にある残り香に苛まれる
予感

これはメッセージではなく
きっかけに過ぎない
君は、今も怖がっているのだろう母を
嫌うことのできない苦しみに僕は何を言えるのだろう
優しすぎるね、大好きだよ

そしてゆっくりと壊れようとしているのは
いつだって僕ではなかった
いつかのこと、これからのこと
誰かのこと

僕の部屋は一時的に僕自身に明け渡された二日前のこと
君の部屋は一時的に僕自身に明け渡された三日後までのこと


彼女の受けた、そしてさらにこれから精神的に受け続ける虐待について
僕のできることはきっと無視することでしかない
何もなかったかのように、それは確かに僕の得意なやり方だ
受け止めることは、とどめること
僕は彼女の苦しみの何をも受け止めてはやらない
ただただ投げつけられた苦しみを涼しい顔して明後日の方向に投げ飛ばすだけだ
親を愛さなければならないだと?僕は言わない
それが時として憎しみを連鎖することもあるのだ
愛したければ愛すればいい、愛することが苦しいならば、
僕がその鎖を解こう、僕は君の夫なのだから
優しすぎる君は、きっと苦しみの欠片くらいしか僕に
見せてくれないだろう、弱いくせに、無理をする
僕は、僕はどうしたらいいのだろう、誰か。
全ての繋がりを絶たせるために僕は強固に繋がろう
結婚式
それが合図だ