よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

オトナ帝国

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

バンダイビジュアル

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この映画を初めて見たのはきっと、僕が20歳だった時だ。
もしかしたら僕にとって一番大切な映画にかもしれない。

夢に満ちていた20世紀へ立ち返ろうとするオトナたちと、
未来へ進もうとする野原一家。
僕は20歳の当時、どちらに共感したかと言えば、
実は20世紀へ立ち返ろうとするオトナたちだった。

世の中はますます醜くなっていたように感じたし、
人とのつながりもずいぶんつまらないものになっていた。
世界がよくなるどころかひどくなる一方のように感じていた。
もう21世紀だったのにね。

今日、たまたまYou Tubeで「オトナ帝国」の映像を見つけた。
久しぶりに見たその映像は、
ノスタルジーから、少年に戻ってしまっていた父ヒロシが、
しんのすけにより現代に戻されるシーンだ。
戻るときに、ヒロシの人生が回顧される。

僕はひどく胸を打たれてしまった。
20歳の頃よりも、現実的な迷いを多く抱えるようになった僕は、
あの頃よりももしかすると少年時代に戻りたくなっているのかもしれない。
だけど、それでもなお。
家族がいることを、その未来を望まずにはいられない。

世界は悪くなる一方かもしれないね。
だけど、僕は家族がいる限り、優しくいられるのだと思ってる。