よしこばブログ

13年間の国税局勤務を経て転身した、フリーライター小林の日常

そしてソファに頭をつけて天井を眺める

子供はもうすぐ2歳になる
変化はとても大きく
すべては望ましい変化のように思える
かつての悩み事のあれこれを
もはやリアルに思い出すことはできない
手触りは柔らかく
香りはほのかに甘く
すべてすべてうまくいってきたような気がしてしまう

そんなこと、あるはずないのに

雨が降る冬は、重たいコートと重たい傘の相性が悪く
そしていつだったか、傘を重たそうに持っている人に
「その傘を捨てませんか?そしてこの傘に入りましょう。」と告げた。

世界はロマンティックな変化を求めていて
そして世界の一部分である僕も同じく求めていて
そしてすべてはうまくいった
あれは僕の苦手だった暑い季節

久しぶりに
一人で長期間過ごすこととなったのは
数日前のこと
僕は時間の使い方を忘れてしまった老人のように
途方にくれて光射す塊に向かっている

だけど、じき思い出すに違いない
僕はあんなにも一人の時間をうまく過ごしていたのだから
あんなにも、寂しさを楽しめていたのだから

今年のお茶を選びに行かなければ
胸がはやって眠れない夜のために本を買わねば

そういえば、アニーホールのスクリプトを手に入れて
僕は何度かあの世界に入り込んでいるのだけれど
そしてやはり映像も見るのだけれど
どのみち泣いてしまいそうになる

「most of us need the eggs」

そしてソファに頭をつけて天井を眺める